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客学 01

武見太郎といって、すぐピンとくる人が少なくなった。

強力な医師会のトップとして、評価は様々だが、日本の医療に一時代(1957年から13選)を画した人物。

医療費引き上げに辣腕を振るい、高度経済成長時代に、国力、特に、経済力に見合う医療及び医療費水準の引き上げを戦い取った。

医療保険での診療報酬の引き上げを主張したが、本人は自由診療であり、自らは経済的に関係がないという立場をとった。

当方は、氏の全盛時代に社会人となり、「偶には病気してくれないか」などと先輩がグチをこぼす場面も覚えている。

というほど頑健な氏だが、晩年、病気を患った。

入院生活を送ったわけだが、その際、ようやく患者の立場がわかったという。
で、ものしたのが、「患者学」。

辛く、厳しい患者の立場を思いやることは勿論だが、医療を受ける際に医師のわがままとは別に、受療心得があるという趣旨。

詳しいことは、現物をお読みいただければと思う。

この大学にきて、1年半。

学生の受講の様子をみて、受講学というのもあるかなと思ったりするが、ここでは、普段の飲み屋通いで、身に着けざるをえなかったマナーというべきものを書いてみたい。

名づけて、「客学」。

いまごろはやりの言葉でいえば、「客の品格」などということになるが。
それにしても、品格を主題にして本を書くというのは、勇気以上のとてつもない精神力がおありになるのだろうと思う。

当方の客学は、そんな大それたものではない。

まず、飲食店の客たるものは、「よい店」に通わなければならない。
よい店の標準は、高くてウマイはアタリマエ。
高いだけで、当方としては、通えないので、このカテゴリーは排除。

次に、高くてまずい店は論外。

安くてまずい店も除かれる。

残るのは、安くてウマイ店。
カッコつけていえば、リーズナブルプライス、グッドサービス。

選択が終わったら、通うこと。

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