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流通再編 01

薬剤師は薬売り

医薬品卸売業というものがある。
薬剤師という職業は、経済という目でみれば、薬を「仕入れ」、これを消費者である患者さんに「売る」商売。
卸さんから薬を買い、この価格に一定額を上乗せして売るのさ。
大学、特に、薬科大学というところは、こういう言い方が極度にお嫌い。
Fact is fact.なので、淡々と受け止めればよいではないかといつも思う。
役所にいたとき、ある医薬品企業の研究者の方がしみじみ回顧して言われたことがある。
大学を卒業し、大手の製薬企業にいくことになったとき、指導教授が「金儲けの片棒をかつぐために、学者の道を捨てるという堕落した人生を歩むのか」と。
いくつかの世界的ヒット商品(ブロックバスターというらしい)の開発を手がけた方だったが、年を経ても、忘れられないという。
ましてや、薬の卸売りなどという世界は、学問という世界からみると、理解を絶するものであるらしい。

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